防刃手袋やグローブといった商品は、工作用に使うのならともかくとしまして、護身用にはどうかと思われるかもしれませんが、意外に人間は刃物を向けられるとその刃物を手でつかもうとしてしまう生き物なんですよね。ですので、どちらかというとそうした人間が本来持っている反射的な処理から身を守るという意味もあります。もちろん強力な手袋を装着すれば、逆にこちらから積極的に刃物をつかみに行って奪い取ったりといった事も(難易度は高いにしても)可能になります。
いろいろなものを扱う両手のことですから、防御するにしても様々なものを対象にしているわけでして、刃物どころか医療用の注射針の突き刺しなどにも対応している強化手袋もあります。防刃用途としてはやや大げさかもしれませんが、使い方によっては効果的かもしれません。それ以外には「ブレードランナー」の鉛入りの手袋などは刃物を積極的につかみにいける代表商品かもしれません。